空にもらった温かい思い出


可愛い!ヽ(*^^*)ノ・・・親馬鹿


犬を飼いたいという願望は私の人生に匹敵するくらい長く持っていましたが
住宅事情もあり鳴かない動物をとおもって飼ったのがフェレットです。
まだ全然フェレット知名度が低い頃、リスを捜しに行った先のお店にいました。
初めてみるその可愛い姿に一目惚れ!姉と二人でリスをすっかり忘れて定員さんに
フェレットの飼い方などを熱心に聞いた覚えがあります。

空(テン)と名付け楽しい日々が始まりました。
寒い地方に住んでいる動物という事もあって冷房が欠かせず真夏でも「う〜寒い」
と目が覚めたものです。
人の姿をみるとよってくる人なつこい子でしたので家族みんなで可愛がりました。
その当時両親とは別々に暮らしていましたが、
テンに会う為に母は毎日通ってきてました(^^)

テンが来てから4年目両親が千葉に家を建てる事になり、
年中私のアパートに通う事もできなくなることもあって母にテンを預けました。
1年6ヶ月千葉で過しましたが、元気だったテンの体調が思わしくなくなり
病院に通う事になり、あっという間に入院となってしまいました。
お見舞に行く私達に、小さなケージに入れられたテンが「おうちに帰りたい〜」と言わんばかりの目ですがっていたのを今でも覚えています。

一週間入院した頃、びっくりするほど元気になったという事で退院したものの
通院は続けるとのこと、病院は東京中野区、千葉から通う事は大変だという事もあって私のアパートに母が泊り込み看病と通院に供えました。
治ると信じて。
しかし私の家に来て2日目、私が7時頃仕事から帰ると、退院時に見せた元気が嘘のようにぐったりしていました。
急いで病院につれて行こうと電話をかけましたが診療時間は終ったので診てもらえないとのこと。
仕方なく家で様子は見るものの、苦しそうにうなり水も受け付けない状態に。
急いでスポーツドリンクを買いにいった母の帰りを待って母と私の見守る中永眠しました。

その後姉を電話で呼び、翌日父の迎えで千葉につれて帰り火葬で天国に送りました。

飼い主側の勝手な解釈ですが
テンが一時元気になったのは病院の冷たいケージの中で一人で逝くのではなく
家族の側でと望んでくれたからではないかとおもっています。
あの日病院が診療時間内だったら、また入院して一人で逝ってしまったかも。
そう思うと全てテンが最後に私達に看取られる事を望んで計らったように思えてなりません。

その後だいぶ長い間家族に活気がなくなりテンの話になると涙が出てくる日々が続きました。
もうすっかり家族の一員になっていたんですね
特に母の悲しみは大きかったようで、もう二度と動物は飼わない!と決めていました。 




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